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2025-08-18

2025年最新!フリーランス採用代行のメリット・デメリット徹底解説

(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介

この記事の監修者:(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介

2025年最新!フリーランス採用代行のメリット・デメリット徹底解説

採用活動の負担を軽減し、柔軟な対応を求める企業の間で、フリーランスによる採用代行(RPO)が注目を集めています。人手不足が慢性化するなか、限られたリソースで効率的に人材を確保したいというニーズが高まっており、従来の法人型サービスに加えて、より機動力の高い外部パートナーを求める動きが加速しています。
特にスタートアップや中小企業にとっては、社内に専門的な採用ノウハウや人員を持たずとも、即戦力かつコスト効率の高い人材をスポットで活用できる点が大きな魅力です。また、業務範囲を柔軟に設定できるため、事業フェーズや採用規模に応じた対応が可能になるという利点もあります。
本記事では、フリーランス採用代行の基本的な仕組みや、法人サービスとの違い、依頼する際に押さえるべきメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、実際に依頼する際に役立つマッチングサービスもあわせて紹介します。

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この記事の目次
  1. フリーランスの採用代行(RPO)とは?
  2. フリーランス採用代行と法人サービスの4つの違い
  3. フリーランスに採用業務を委託するメリット3選
  4. フリーランス採用代行のデメリット3選
  5. 依頼前にチェックすべきこと4つ
  6. 失敗しない発注のコツ5か条
  7. 【厳選サービス5選】フリーランス人事マッチングプラットフォーム
  8. フリーランスの採用代行についてよくある質問(FAQ)
  9. まとめ
  10. 採用課題にお困りの方へ!uloqoにお任せください

フリーランスの採用代行(RPO)とは?

企業が採用業務を効率化する手段として、採用代行(RPO)の活用が広がっています。中でも近年注目されているのが、フリーランスによる採用代行です。

「コストを抑えたい」「柔軟に依頼したい」と考える企業にとって、有力な選択肢となりつつありますが、「どこまで任せられるのか」「法人サービスとの違いは?」といった疑問も多く寄せられています。

そこで本章では、そもそもフリーランスの採用代行とは何か、その概要と特徴を解説します。

フリーランスの採用代行とは?

フリーランスの採用代行とは、正社員や派遣社員ではなく、業務委託契約を結んだ個人(=フリーランス)に採用活動の一部または全部を依頼する形式です。主に以下のような業務を担います。

  • 募集要項の作成
  • 求人媒体の運用・改善
  • 候補者のスカウトや書類選考
  • 面接調整・連絡代行
  • 採用進捗の管理・レポーティング

企業がフリーランスに委託する背景には、「低コスト」「即戦力」「柔軟な契約形態」といった利点があります。

また、採用の一連業務の中で特定の工程だけを外注する部分的RPOも可能です。たとえば「スカウトだけを依頼する」「面接代行だけを任せる」といったパターンも多く見られます。

一方で、企業側が求める成果や品質をきちんと担保するためには、契約時のすり合わせや業務管理体制の整備が不可欠です。

フリーランス採用代行と法人サービスの4つの違い

フリーランスによる採用代行は、従来の「法人型RPOサービス」とは異なる特性を持ち、特にスタートアップや中小企業を中心に導入が進んでいます。
ただし、フリーランスと法人型のRPOでは、契約形態から業務範囲、稼働安定性まで、大きな違いがあるのが実情です。これらを正しく理解せずに導入してしまうと、期待していた成果が出ない、トラブルに発展するといった事態にもなりかねません。

そこで本章では、企業の採用担当者が知っておくべきフリーランス採用代行と法人サービスの4つの違いを詳しく解説します。

  1. 契約形態・対象
  2. 担当者アサイン方法
  3. 稼働時間と安定性
  4. 業務範囲の柔軟性

それぞれについて詳しく説明します。

契約形態・対象

法人型のRPOサービスは、通常「会社対会社」の契約で、複数人チームがセットで稼働するケースが多いのに対し、フリーランスとの契約は「企業と個人」の直接契約が一般的です。

フリーランスの場合、1人単位で契約できるため、必要な業務量に応じてスモールスタートしやすい点が魅力です。副業人材や短期プロジェクトへの対応もしやすく、中小企業やスタートアップにとっては手が出しやすい選択肢といえるでしょう。

一方で、契約の整備やトラブル時のリスクヘッジは、法人ほど制度化されていない場合もあるため注意が必要です。

担当者アサイン方法

法人サービスでは、クライアントの業種や規模に応じて最適な担当者がアサインされますが、選択の自由度は低めです。

対して、フリーランス採用代行では、事前に実績や得意領域を見たうえで、直接依頼できるという大きな利点があります。「ITエンジニア採用に強い人」「母集団形成が得意な人」など、ピンポイントで自社に合った担当者を選定できるのです。

ただし、属人的になりやすく、代替が効かないというリスクは考慮すべき点です。

稼働時間と安定性

法人RPOは、契約に基づいた固定稼働が見込まれ、稼働の安定性が高い点が特徴です。

フリーランスの場合、基本的には週数時間〜数十時間の業務委託であることが多く、副業人材の場合は平日夜や土日中心の稼働となるケースもあります。急な都合変更などが生じやすいことから、一定の安定稼働が前提の業務との相性はやや劣ります。

したがって、重要な工程や期限がある業務については、業務範囲や稼働時間をあらかじめ明文化しておく必要があります。

業務範囲の柔軟性

フリーランスは一般的に業務範囲の融通が利きやすく、契約にないタスクでも柔軟に対応してもらえるケースが多くあります。

法人サービスでは、サービス範囲が明確に線引きされているため、業務追加が発生した場合は都度契約や費用の見直しが必要です。

その一方で、フリーランスとの関係はあくまで個人とのやりとりとなるため、境界線を曖昧にしすぎると負担過多や品質低下を招くリスクもあります。柔軟性を活かしつつ、双方の合意形成をしっかり行うことが重要です。

■「採用代行とは」についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「【5分で分かる】採用代行とは?費用、メリデメ、委託可能な業務を解説」

フリーランスに採用業務を委託するメリット3選

従来の法人型RPO(採用代行)サービスと比較して、フリーランスは導入のハードルが低く、専門性の高いプロ人材をスポットで活用できる点が評価されています。特に、急成長中のスタートアップやリソースに限りのある中小企業にとって、必要なときに、必要な範囲で、最適な人材に依頼できるという柔軟性は、非常に大きな価値となっています。

本章では、実際に多くの企業がフリーランスの採用支援を導入している背景を踏まえながら、3つの代表的なメリットについて詳しく解説していきます。

  1. 実績・スキルでの選定
  2. 柔軟かつスピード感のある対応
  3. コストの最適化

それぞれについて詳しく説明します。

実績・スキルでの選定

フリーランスの採用代行では、企業が自らの採用ニーズに応じて、実績やスキルを持つ専門家を直接選定できるという点が大きな魅力です。IT人材採用に豊富な実績を持つ人や、大規模な母集団形成を得意とする人など、ピンポイントな要件にマッチするフリーランスを選定することが可能です。
一方、法人型の採用代行サービスでは、企業対企業の契約になるため、担当者が誰になるかは運営会社側に委ねられがちであり、その担当者の詳細な経験や得意分野が事前に把握しづらいという課題があります。

その点、フリーランスであれば、契約前にポートフォリオや過去の実績、対応可能な業務領域を確認できるため、自社にマッチした人材を見極めたうえで発注できるという安心感があります。

柔軟かつスピード感のある対応

フリーランスの大きな特徴は、社内の稟議や決裁フローといった組織的な制約を受けないことから、意思決定や業務対応にスピード感があるという点です。採用人数を短期間で確保しなければならない場合など、時間的猶予がない状況においても即戦力として対応してくれるケースが多くあります。
また、法人のように固定された稼働条件に縛られないため、稼働時間を週数時間から柔軟に設定できる点も大きなメリットです。

このように、柔軟性と即応性に優れたフリーランスは、採用活動の変動に合わせてスピーディかつ効率的に人事機能を強化したい企業にとって、非常に相性の良いパートナーと言えるでしょう。

コストの最適化

法人のRPOサービスは、チームでの稼働やシステム導入がセットになっていることが多く、月額で数十万円〜100万円以上かかるケースも珍しくありません。

一方、フリーランスは「業務範囲・稼働時間」に応じた報酬設定が可能で、たとえば「週5時間×月4週=月20時間」など、小規模予算でも委託が可能です。

人事業務の一部だけを外注する場合も、法人サービスより圧倒的にコストを抑えられるケースが多くあります。限られた予算内で専門家の知見を活用したいというニーズに応える手段として、有効な選択肢といえるでしょう。

フリーランス採用代行のデメリット3選

フリーランスに採用業務を委託する動きが広がる一方で、その活用には一定の注意が必要です。組織的なサポート体制や代替手段の乏しさといった個人であるがゆえの限界も抱えています。
特に採用業務は、スピード・精度・一貫性が求められる分野であり、ちょっとした業務の停滞や対応の遅れが、候補者の離脱や機会損失に直結します。

そこで本章では、フリーランス活用において特に注意すべき代表的なデメリットを3つに絞り、それぞれのリスク内容について詳しく解説します。

  1. フォロー体制の不在
  2. 担当者変更・増員の難しさ
  3. 稼働が不安定になる可能性

それぞれについて詳しく説明します。

フォロー体制の不在

法人のRPOサービスでは、複数名によるチーム体制や、品質管理・進捗確認の役割を担う管理担当者が設けられており、万が一のトラブル時にも対応できる仕組みが整っています。しかし、フリーランスの場合は基本的に個人での稼働であるため、サポートスタッフや代替要員が用意されていることはほとんどありません。
採用活動の山場や候補者対応が集中する時期と稼働が止まる時期が重なった場合、代わりの人材がいないことで業務が完全にストップしてしまうリスクが発生します。

リスクを最小限に抑えるため、契約前に万が一の事態を想定した体制づくりが欠かせません。あらかじめ重要な業務を1人に集中させず、一部は社内でも把握・対応できるようにし、業務マニュアルや応募者情報の共有ルールを整備しておくことが効果的です。

担当者変更・増員の難しさ

法人サービスでは人材の交代やチーム体制の強化が比較的スムーズに行えます。しかし、フリーランスでは、その人ひとりが担当者であるため、簡単に代替や人員追加ができません

万が一スキル不足や相性の問題が発生しても、変更には再選定や契約のやり直しが必要となります。

事前にレビューや面談でしっかりと見極めることが重要であり、また「契約更新のタイミングで見直しができるような短期契約」を基本にすることも有効です。

稼働が不安定になる可能性

フリーランスの採用代行を活用するうえで見落とされがちなのが、稼働の安定性に対するリスクです。フリーランスは自分の裁量で働き方を調整できる立場にあるため、企業側が求めるペースやタイミングで稼働してもらえないこともあります。
このような状況が発生すると、進行中の採用活動にブレーキがかかり、候補者対応の遅延や社内調整の負荷増加につながる恐れがあります。採用のタイミングは事業成長や組織計画とも連動しているため、稼働の不安定さが経営的なインパクトに波及するケースも否定できません。

こうしたリスクを事前に抑えるには、いくつかの管理体制を契約段階で構築しておくことが効果的です。また、緊急時の連絡方法を明確にしたうえで、「最低稼働時間の保証」や「納期の遵守義務」といった条件を契約書に盛り込んでおけば、万が一のトラブル時にも一定の責任を担保できます。

依頼前にチェックすべきこと4つ

フリーランスに採用業務を委託する際、契約締結前の準備が不十分だと、思わぬミスマッチやトラブルを招くリスクがあります。採用というプロセスは単なる作業代行ではなく、候補者体験や企業ブランディングに直結する重要な業務です。
特にフリーランスは、法人型サービスと異なり一人で業務を完結するため、能力や相性の違いがダイレクトに成果に影響します。。業務が始まってからの「想定外」を防ぐためにも、事前の見極めこそが成功の鍵と言えるでしょう。

ここでは、依頼前に必ず確認しておくべき4つの重要なチェックポイントについて詳しく解説していきます。。

  1. 料金モデルと目安
  2. 採用計画立案力
  3. 採用オペレーション能力
  4. コミュニケーション能力

それぞれについて詳しく説明します。

料金モデルと目安

フリーランスの採用代行は、業務内容と稼働時間に応じて大きく報酬が変動します。代表的な料金モデルは以下の通りです。

  • 時間単価制(例:3,000円〜7,000円/時)
  • 月額固定制(例:10〜30万円程度)
  • 成果報酬制(例:採用1人あたり20万円〜)

料金の目安を事前に把握し、自社が委託したい業務と照らし合わせて、最適な報酬形態を選択する必要があります。あわせて、見積もり時には「業務範囲が含まれるか」「追加費用の条件は何か」も確認しましょう。

採用計画立案力

採用活動において成果を出すには、どの媒体を使って候補者にアプローチするか、どのような手法で母集団を形成するか、そしてそれらをどのようなスケジュールで進めるかなど、全体の戦略を設計できる力が求められます。

フリーランスに採用業務を委託する際には、過去にどのような採用成功事例があるのかを確認するとともに、媒体選定やチャネル設計、ターゲット人材へのアプローチ設計といった具体的な経験を持っているかを見極めることが重要です。

計画立案力があるかどうかによって、フリーランスに任せられる業務の幅も大きく変わってきます。戦略構築から実行まで一貫して任せられる人材であれば、企業側の負担も軽減され、採用全体の成果にも直結する可能性が高まります。

採用オペレーション能力

採用活動においては、戦略の立案だけでなく、それを現場で着実に実行するオペレーション能力が欠かせません。応募者への対応、面接日程の調整、合否連絡、進捗の可視化といった一連の作業を、正確かつスピーディにこなす力は、採用の質を大きく左右します。
この業務が煩雑になれば、ミスや対応遅れが発生しやすくなり、それが候補者に不信感を与える要因にもなります。採用は「企業の第一印象」を左右する場でもあるため、こうした細かな事務作業の質がそのまま企業ブランドに直結します。

フリーランスに採用業務を任せる場合は、面談や初期のやり取りを通じて、細部への配慮があるか、報連相が丁寧か、レスポンスが迅速かといった点を注意深く見ておくことが大切です。

コミュニケーション能力

フリーランスに採用業務を委託するうえで、スキルや実務経験と並んで重視すべきなのがコミュニケーション能力です。特に業務委託の関係性では、同じオフィスで働くわけではないため、認識のズレが起きやすく、ちょっとした情報の伝達ミスが大きなトラブルへと発展するリスクがあります。
採用オペレーションが「決まった業務を正確に遂行する力」であるのに対し、コミュニケーション能力は「状況に応じて、言葉や態度で関係性を円滑に保つ力」です。業務の優先順位が変わったときや、緊急対応が必要になったときに、柔軟かつ前向きに対話できるかどうかは、プロジェクト全体の安定性に直結します。

業務スキルだけでは測れない、信頼関係の土台を築けるかどうかが、フリーランス活用の成否を左右する要素になります。

失敗しない発注のコツ5か条

フリーランスの採用代行を成功させるには、「依頼して終わり」ではなく、発注前・契約時・稼働後のコミュニケーションや管理が重要です。特に、よくある失敗は「期待値のズレ」「業務範囲の曖昧さ」「管理の甘さ」に起因します。

ここでは、フリーランスに採用業務を依頼する際の“失敗しないためのコツ”を5つのポイントにまとめました。

  1. 実績の深掘りとレビュー確認
  2. 目標・業務範囲のすり合わせ
  3. コミュニケーションルールの設定
  4. 稼働条件とセキュリティの明確化
  5. コストと品質のバランス

それぞれについて詳しく説明します。

実績の深掘りとレビュー確認

多くのマッチングプラットフォームを表面的に見ただけで依頼を決めるのはリスクがあります。実際の業務内容や成果まで踏み込んで確認しないと、自社の求めるスキルや対応力と合致しているかどうかを見極めることは難しいからです。

これまでにどのような企業でどのような業務を担当していたのかなど、実績をヒアリングすることが大切です。中途採用に強いのか、新卒採用に精通しているのか、あるいは特定の職種に特化しているのかといった専門領域も事前に確認しておきましょう。

さらに、公開されているレビューだけでなく、第三者からの紹介実績があるかどうかも信頼性を測るうえで重要なポイントです。推薦された実績のある人材であれば、一定の信頼と成果を裏付ける根拠になります。

目標・業務範囲のすり合わせ

フリーランスに採用業務を依頼する際、トラブルの多くは「何を」「いつまでに」「どのように」行うかという基本的な取り決めが曖昧なまま業務が始まってしまうことに起因します。契約前に双方の認識をきちんと揃えておくことが、スムーズな運用の土台になります。

具体的な成果目標を明確に設定することで、業務の方向性や優先順位を共有しやすくなります。また、求人票の作成やスカウト業務、面接日程の調整といった担当範囲を細かく定義することで、どこまでを依頼し、どこからを自社で担うのかが明確になります。

業務開始前に具体的なゴールと担当内容を丁寧にすり合わせておくことは、曖昧な依頼や丸投げによる失敗を未然に防ぐために不可欠です。双方の期待値を一致させることが、信頼関係と成果の両立につながります。

コミュニケーションルールの設定

フリーランスとの業務委託では、社内メンバーのように常に同じ空間で働けるわけではないため、顔が見える管理が難しくなります。その分、日々のやり取りをスムーズに進めるためには、あらかじめルール化されたコミュニケーション設計が不可欠です。

連絡手段としてSlackやChatwork、Zoomなどどのツールを使うかを明確にし、定例ミーティングの頻度を週1回にするのか隔週にするのか、といった取り決めを事前に決めておく必要があります。

こうしたコミュニケーションのルールが曖昧なままだと、進捗状況が見えづらくなり、依頼内容の漏れや対応遅延が生じやすくなります。採用活動のようにタイミングが重要な業務では、意思疎通のズレが直接的な成果の低下につながるため、業務開始前に細部まで合意しておくことが極めて重要です。

稼働条件とセキュリティの明確化

フリーランスと業務委託契約を結ぶ際には、単に業務内容や報酬を決めるだけでなく、稼働条件やセキュリティに関する取り決めも明確にしておく必要があります。
稼働スケジュールを明確に定めておくことで、依頼側・受託側双方の働きやすさが向上します。また、PCやクラウドを通じた情報の取り扱い方法についても、どのようなセキュリティ対策を講じているかを確認しておくべきです。

さらに、NDA(秘密保持契約)の締結は前提として行い、社内の情報管理ポリシーと照らし合わせて、委託相手にも同等の基準を求められるようにしておくことが重要です。万が一情報漏えいが発生した場合の責任の所在を明確にする意味でも、こうした契約事項の整備は欠かせません。

コストと品質のバランス

業務委託で採用代行を依頼する際、多くの企業が重視するのができるだけコストを抑えたいという点です。もちろん、予算を意識することは重要ですが、コストの安さだけを基準にフリーランスを選んでしまうと、かえって成果が出ないという本末転倒な結果を招くことも少なくありません。
時給単価は高めでも、豊富な経験と高いスキルを持つ人材であれば、短期間で的確に成果を出し、結果としてコストパフォーマンスが良くなるケースもあります。

コストと品質のバランスを見極めるためには、「価格」ではなく「成果に対する適正かどうか」という観点で評価することが欠かせません。初期費用の安さにとらわれず、最終的にどれだけの価値を提供してくれるのかを冷静に判断することが、後悔しない発注につながります。

【厳選サービス5選】フリーランス人事マッチングプラットフォーム

フリーランスの人事・採用担当者と企業をつなぐマッチングサービスは年々増加しています。しかし、どのサービスが自社に合うのかを見極めるのは容易ではありません。ここでは、採用支援に特化し、信頼性・実績ともに評価の高い5つのプラットフォームを厳選して紹介します。
それぞれのサービスは特徴や支援スタイルが異なるため、導入前に自社の目的やフェーズに照らして比較検討することが重要です。

  1. Workship
  2. CORNER
  3. 人事 PRO PARTNERS
  4. Warisプロフェッショナル
  5. 株式会社リデラ

Workship

出典:)Workship

特徴
  • 即戦力となるフリーランス人材に特化したマッチングプラットフォーム
  • スタートアップやベンチャー企業からの支持が高い
  • 採用代行やスカウト業務の経験者が多く登録
  • 短期プロジェクトから長期稼働まで柔軟に対応可能
費用

  • 案件や契約条件に応じた時間単価制・月額制などで変動
  • 短時間稼働から継続稼働まで幅広く対応可能
  • 初期費用は無料
お問合せ先株式会社GIG

CORNER

出典:)CORNER

特徴
  • 人事・採用領域のプロフェッショナル人材(パラレルワーカー)を活用できる
  • 採用戦略の上流設計から実務まで対応可能
  • 専任コンサルタントがプロジェクトを伴走支援
  • 登録プロ人材数が業界最大級
費用

  • 月額費用は業務内容に応じて柔軟に調整
  • 成果報酬型や日数ベースの報酬モデルもあり
  • 初期費用は無料
  • 要問い合わせ・見積もりベース

人事 PRO PARTNERS

出典:)人事 PRO PARTNERS

特徴
  • 業界最大級の8,000名超が登録
  • 人事制度〜研修・労務まで多領域対応
  • ハンズオンでノウハウ蓄積支援
  • 400社以上の導入実績
費用

  • サービス利用自体は無料(マッチング等)
  • 人材報酬や契約条件など詳細は非公開(要問い合わせ)
お問合せ先株式会社Hajimari

Warisプロフェッショナル

出典:)Warisプロフェッショナル

特徴

  • ビジネス領域に特化したハイスキルな女性フリーランスと企業をつなぐプラットフォーム
  • 丁寧なマッチング強化でミスマッチを最小化
  • 柔軟な働き方に対応
  • 女性フリーランスへの理解とケアに特化
費用

  • 紹介手数料(成功報酬)型
  • 額費用:本人報酬+Waris手数料
    営業プロ(新規開拓):約50万円〜/月(80〜100時間/月)
    人事採用支援:約56万円〜/月(80〜100時間/月)
    経理・財務+バックオフィス業務:約42万円〜/月(80〜120時間/月)
  • 価格表の入手・詳細は問い合わせまたは登録後に確認可能
お問合せ先株式会社Warisi

株式会社リデラ

出典:)Ridera inc.

特徴

  • 人事・採用分野のプロフェッショナルが多数登録
  • 必要な業務を必要なタイミングで、必要なだけ依頼可能
  • 短期・期間限定から長期支援まで対応
  • 派遣契約にも対応可能になった
費用

  • 料金プランは非公開/要問い合わせ
  • 派遣サービス利用時の費用形態も要確認
お問合せ先株式会社リデラ

フリーランスの採用代行についてよくある質問(FAQ)

フリーランスの採用代行についてよくある質問をまとめました。

フリーランスに採用代行を頼むときの契約期間はどれくらいが一般的?

まずは1〜3ヶ月の短期契約でスタートし、実績や相性を見て延長するケースが主流です。中長期の関与を前提とする場合でも、初回は短期契約で見極めるのが安全です。

採用代行のフリーランスとリモートでのやり取りは問題ない?

SlackやZoomなどのツールで円滑に進められるため、リモートでも実務に支障はありません。むしろ地方や海外から優秀な人材を活用できるメリットがあります。

フリーランスに採用業務を任せる際のトラブル事例はある?

よくあるのは「進捗報告が不十分」「対応スピードが遅い」といったコミュニケーション面でのギャップです。初期段階で報連相ルールを明文化することで多くのトラブルは回避することができます。

フリーランスの採用代行に成果報酬だけで依頼するのはあり?

成果報酬のみで対応する人もいますが、安定的な対応が必要な工程には不向きです。オペレーション業務は時間単価や固定報酬と組み合わせるのが現実的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本記事では、フリーランスによる採用代行の概要や法人サービスとの違い、メリット・デメリット、発注時の注意点、そしておすすめのマッチングサービスまで詳しく解説しました。
フリーランスの採用代行は、柔軟性や専門性の高さが魅力であり、特に中小企業やスタートアップにとっては大きな武器になります。ただし、活用にはリスク管理や事前のすり合わせが不可欠です。

本記事を参考に、自社にとって最適な人材パートナーを見つけ、効果的な採用活動を実現していきましょう。

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採用課題
(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介
この記事の監修者:(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介

2016年4月、(株)uloqoを設立。
代表取締役として各領域を管掌。現在も大規模案件のディレクターとして、採用・エンジニア採用・人事評価制度策定支援等に従事。
累計300社以上の支援実績を誇る。大手新聞社やテスト支援会社、フリマアプリ企業をはじめとしたエンタープライズ企業に対する支援実績が中心。採用企画・スカウト・採用広報・組織開発全般・デジタル人材全般に強みを持つ。

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