2025-09-04

【2025年最新】採用アウトソーシングとは?費用相場・メリットまで徹底解説

(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介

この記事の監修者:(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介

【2025年最新】採用アウトソーシングとは?費用相場・メリットまで徹底解説

採用活動で「応募が集まらない」「内定辞退が多い」と悩む企業は少なくありません。背景には少子化や人材獲得競争の激化があり、採用担当者の負担も増しています。こうした課題を解決する手段として注目されているのが、採用アウトソーシング(RPO)です。本記事では、RPOの定義や人材紹介との違い、依頼できる業務内容、メリット・デメリット、費用相場、サービスの選び方までを詳しく解説します。

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この記事の目次
  1. 採用アウトソーシング(RPO)とは?採用代行が注目される背景
  2. 採用アウトソーシングに依頼できる業務内容
  3. 採用アウトソーシングを活用するメリット・デメリット
  4. 採用アウトソーシングの料金形態と費用相場
  5. 採用アウトソーシングのサービス紹介
  6. 採用アウトソーシングサービスの選び方と導入準備
  7. 採用アウトソーシングを成功させるためのポイントと注意点
  8. 採用アウトソーシング(RPO)についてよくある質問(FAQ)
  9. まとめ|採用アウトソーシングで採用活動を効率化しよう
  10. 採用課題にお困りの方へ!uloqoにお任せください

採用アウトソーシング(RPO)とは?採用代行が注目される背景

「応募が来ない」「内定辞退が多い」「採用担当者が多忙で手が回らない」といった課題を抱えていませんか?これらの課題を解決する手段として、「採用アウトソーシング(RPO)」が注目を集めています。

ここでは、まず採用アウトソーシングの基本から、なぜ今注目されているのか、そして混同されがちな人材紹介・人材派遣との違いを解説します。

  • 採用アウトソーシング(RPO)の定義と注目される背景
  • 採用代行と人材紹介・人材派遣との違い
  • 採用代行とBPOの違い

以下で、これらについて詳しく解説いたします。

採用アウトソーシング(RPO)の定義と注目される背景

採用アウトソーシング(RPO:Recruitment Process Outsourcing)とは、企業の採用活動における業務の一部、または全部を外部の専門業者に委託するサービスです。採用のプロが持つ専門的な知見やノウハウを活用することで、採用活動の効率化と質の向上を図ることができます。

近年、少子化による労働人口の減少や転職市場の活性化に伴い、企業は激しい人材獲得競争に直面しています。自社だけで採用活動を行うにはリソースが不足している企業が多く、こうした背景から、専門業者に採用業務を委託するRPOが注目されています。

採用代行と人材紹介・人材派遣との違い

採用代行は、人材紹介や人材派遣と混同されがちですが、その役割は明確に異なります。

サービス 役割 契約形態 コスト発生タイミング
採用代行(RPO) 採用業務を代行する 業務委託契約 期間に応じた費用
人材紹介 人材を紹介する 職業紹介契約 採用決定時
人材派遣 労働者を派遣する 労働者派遣契約 稼働時間に応じた費用

人材紹介は「人材を探し、紹介する」ことが目的であるのに対し、採用代行は「採用活動そのもの」をサポートします。また、人材派遣は自社で指揮命令権を持って業務を依頼するのに対し、採用代行では専門業者に業務を一任します。

採用代行とBPOの違い

採用代行とBPO(Business Process Outsourcing)も、似て非なる概念です。BPOは、人事や経理といったバックオフィス業務全体を外部に委託する広範な概念であるのに対し、採用代行は人事業務の中でも「採用活動」に特化したサービスです。

つまり、採用代行はBPOの一種であり、採用業務に限定して専門的なサポートを受けるためのサービスと言えます。

採用代行について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
採用代行サービス完全ガイド|RPOの選び方・料金相場とおすすめ10社【2025年最新】

採用アウトソーシングに依頼できる業務内容

採用アウトソーシングに依頼できる業務は多岐にわたります。自社の課題やリソースに応じて、必要な業務を柔軟に委託することで、採用活動を最適化できます。

  • 採用戦略の立案・採用計画の策定
  • 母集団形成・応募者管理に関わる業務
  • 選考・面接に関する業務
  • 内定者フォロー・定着支援
  • 採用業務のコア業務・ノンコア業務

以下で、これらについて詳しく解説いたします。

採用戦略の立案・採用計画の策定

「どのような人材を、いつまでに、何人採用するか」といった採用戦略の立案から、具体的な採用計画の策定までをサポートします。採用市場の最新動向や競合他社の情報を踏まえ、中長期的な視点に立った戦略的な採用活動が可能になります。

母集団形成・応募者管理に関わる業務

求人広告の掲載代行、SNSやダイレクトリクルーティングでのスカウトメール送信代行、応募者情報の管理、書類選考の代行など、採用活動の入り口となる業務を幅広く委託できます。これにより、採用担当者の工数を大幅に削減し、より質の高い母集団形成に繋がります。

選考・面接に関する業務

面接日程の調整代行や、面接官のトレーニング、選考プロセスの設計・改善などを依頼できます。また、一部のサービスでは、専門的な知識を持つコンサルタントが面接官を務める面接代行にも対応しています。

内定者フォロー・定着支援

内定者への連絡や、入社前の課題提供、懇親会の企画・運営など、内定者フォロー業務も委託可能です。また、早期離職を防ぐためのオンボーディングプログラムの設計支援など、採用後の定着率向上に向けたサポートも受けられます。

採用業務のコア業務・ノンコア業務

RPOに依頼できる業務は、大きくコア業務ノンコア業務に分けられます。コア業務は、採用戦略の立案、求める人物像の設計、面接、内定の意思決定など、自社で行うべき重要な業務です。一方、ノンコア業務は、応募者への連絡、日程調整、書類の管理、スカウト送信など、定型的な業務です。

自社のリソース状況に応じて、ノンコア業務をRPOに委託することで、採用担当者はコア業務に集中できるでしょう。

採用アウトソーシングを活用するメリット・デメリット

採用アウトソーシングの導入を検討する際は、サービス内容だけでなく、メリットとデメリットの両方を理解することが重要です。

採用のプロに任せることで得られる4つのメリット

採用アウトソーシングを活用するメリットは、主に以下の4つです。

  • 採用戦略の質を高めることができる
    市場動向や他社の事例に精通したプロの知見を取り入れることで、採用活動を最適化できます。
  • 採用コストの削減に繋がる
    無駄な広告費や工数を削減し、効率的な採用活動が可能になります。
  • 採用担当者の負担を軽減し、コア業務に集中できる
    ノンコア業務を代行してもらうことで、担当者は面接や内定者フォローなど、より重要な業務に集中できます。
  • 採用活動をスピーディーに進められる
    ノンコア業務の工数が削減されることで、採用スピードが向上し、優秀な人材の獲得機会を逃しにくくなります。

導入前に知っておきたい3つのデメリット

一方で、採用アウトソーシングには以下のデメリットも存在します。

  • 社内にノウハウが蓄積されづらい
    業務を任せきりにしてしまうと、採用ノウハウが外部に留まってしまい、自社の採用力が向上しません。
  • 採用ミスマッチが発生する可能性がある
    サービス提供会社と自社の求める人物像にズレがあると、意図しない候補者が集まってしまうリスクがあります。
  • 自社に合った採用代行(RPO)を選ばないと成果が出づらい
    サービスごとに強みや得意な領域が異なるため、自社の課題や採用ターゲットに合わないサービスを選ぶと、期待した効果は得られません。

採用アウトソーシングの料金形態と費用相場

採用アウトソーシングにかかる費用は、サービスや依頼内容によって大きく異なります。ここでは、主な料金形態と費用相場について解説します。

月額一律料金型と従量課金型

  • 月額一律料金型

あらかじめ決めた期間と業務範囲に対して、毎月固定の費用を支払う形式です。採用人数が増えても費用が変わらないため、採用ボリュームが大きい場合や、中長期的に採用活動を行いたい場合に適しています。相場は月額30万円〜100万円程度です。

  • 従量課金型

業務の量(例:応募者対応数、スカウト送信数)や、採用人数に応じて費用が発生する形式です。採用人数が少ない場合や、特定の業務だけを依頼したい場合に適しています。初期費用を抑えたい場合にも有効です。

料金の算出パターンと費用例

料金の算出パターンは、大きく分けて以下の2種類です。

  • 期間契約型:
    3ヶ月や6ヶ月といった期間で契約し、期間内は業務の量に関わらず一律の料金が発生します。
  • 成功報酬型:
    採用が決定した際に費用が発生します。人材紹介と異なり、年収の10〜20%程度の比較的安価な設定になっていることが多いです。

自社の採用計画や予算に合わせて、最適な料金体系を選びましょう。

採用アウトソーシングのサービス紹介

採用アウトソーシングサービスは多岐にわたるため、自社に合ったサービスを選定することが重要です。ここでは、いくつかのサービスを例としてご紹介します。

サービス1:株式会社uloqo

株式会社uloqoは、新卒採用から中途採用まで、企業の採用活動全般をトータルで支援するサービスを提供しています。特に、採用戦略の立案から実行、運用まで一貫してサポートすることで、企業の採用力を根本から向上させることを得意としています。 出典:)「株式会社uloqo 公式サイト

特徴

  • 採用戦略の立案から運用までを一貫してサポート
  • 独自のノウハウとネットワークを活かした質の高い母集団形成
  • 人事担当者の負担を大幅に軽減し、コア業務への集中を可能にする
  • 採用課題に合わせた柔軟なカスタマイズが可能
  • 多様な業界・規模の企業での豊富な支援実績

費用

    • 月額30万円(税抜)~

※ご予算や支援範囲に応じて要ご相談可能

お問合せ先公式サイト

サービス2:パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、人材業界大手パーソルグループのノウハウを活かしたコンサルティングを提供しています。採用戦略の立案から、具体的な業務代行まで、企業の採用活動を包括的にサポートできるのが強みです。特に、採用に課題を抱える大手企業や、大規模な採用プロジェクトに実績があります。

出典:)「パーソルホールディングス公式サイト

特徴

  • 人材業界大手パーソルグループの総合力を活用したサポート
  • 採用戦略の立案から実行まで、企業の採用活動を包括的に支援
  • 大規模な採用プロジェクトや大手企業の課題解決に強み
  • 高い専門性を持つコンサルタントによる質の高いコンサルティング

費用

  • 要問合せ
お問合せ先公式サイト

サービス3:株式会社マイナビ

株式会社マイナビは、幅広い採用チャネルを持つ総合人材サービス企業です。採用コンサルティングにおいても、新卒・中途採用を問わず、様々な業界や職種での実績が豊富です。自社の媒体を活用した母集団形成から、採用ブランディング、選考プロセスの設計まで、企業のニーズに合わせて柔軟なサポートを提供します。

出典:)「株式会社マイナビ公式サイト

特徴

  • 新卒・中途採用を問わない豊富な支援実績
  • 自社媒体を活用した効率的な母集団形成
  • 採用ブランディングや選考プロセス設計まで柔軟にサポート
  • 幅広い業界・職種に対応できる総合的なコンサルティング

費用

  • 要問合せ
お問合せ先公式サイト

サービス4:株式会社キャスター

株式会社キャスターは、リモートワークに特化した人材サービスを提供しており、採用コンサルティングもリモートでの対応が可能です。採用戦略の立案から運用代行まで、きめ細かなサポートをリモートで完結できるため、地方企業やリモートでの採用活動を強化したい企業におすすめです。

出典:)「株式会社キャスター公式サイト

特徴

  • リモートワークに特化した採用コンサルティング
  • 採用戦略から運用代行までをリモートで完結
  • 地方企業や、リモートでの採用活動を強化したい企業に最適
  • 柔軟な働き方を重視する人材へのアプローチに強み

費用

  • 要問合せ
お問合せ先公式サイト

採用アウトソーシングサービスの選び方と導入準備

採用アウトソーシングを導入する際は、自社の採用課題を明確にし、それに合ったサービスを選ぶことが重要です。ここでは、失敗しないためのサービス選びのポイントと、導入に向けた準備について解説します。

自社の採用課題を解決できるサービスを選ぶ

まず、自社の採用活動における課題が何かを明確にしましょう。「応募が少ないのか」「選考プロセスが非効率なのか」「内定辞退が多いのか」など、具体的な課題を特定することで、必要な支援範囲を絞り込むことができます。課題解決に強みを持つサービスを選ぶことで、高い効果が期待できます。

費用対効果と支援範囲で選ぶ

サービスの費用と、提供される支援範囲のバランスを検討しましょう。費用が安くても、依頼したい業務がカバーされていなければ意味がありません。逆に、高額でも求める成果を確実に得られるのであれば、費用対効果は高いと言えます。提供されるサービス範囲と費用を総合的に判断することが重要です。

サービス提供会社の実績や強みを見極める

サービス提供会社の実績や得意分野を見極めることも大切です。自社と同業種・同規模の企業での成功事例や、新卒採用に強い、エンジニア採用に特化しているといった専門性があるかを確認しましょう。これらの情報は、各社のウェブサイトや問い合わせを通じて確認できます。

採用アウトソーシングを成功させるためのポイントと注意点

採用アウトソーシングを導入するだけでは、期待する成果は得られません。ここでは、サービスを最大限に活用し、成功に導くためのポイントと注意点を解説します。

採用目的と課題を明確にする

サービス開始前に、「なぜ採用代行を導入するのか」という目的と、解決したい課題を明確にしましょう。これをサービス提供会社と共有することで、最適な提案や効果的な運用に繋がります。

対応範囲と役割分担を事前に決める

「どこまでを自社で行い、どこからを外部に委託するか」という対応範囲と、それぞれの役割分担を明確に決めましょう。これにより、業務の重複や、認識のズレによるトラブルを防ぐことができます。

コミュニケーション体制をしっかり整える

サービス提供会社との密なコミュニケーションが成功の鍵となります。定期的なミーティングや、進捗共有の方法を事前に決めておき、常に情報がスムーズに共有される体制を整えましょう。

サービスに任せきりにせず、主体性を持つ

採用代行はあくまで、自社の採用活動を支援するものです。候補者との最終面接や内定の意思決定など、コア業務は自社が主体となって行うべきです。任せきりにせず、サービスを使いこなすという意識を持つことが、自社の採用力向上にも繋がります。

採用アウトソーシング(RPO)についてよくある質問(FAQ)

採用アウトソーシングについてよくある質問をまとめました。

採用アウトソーシング(RPO)とは?

企業の採用活動の一部または全部を外部の専門業者に委託するサービスのことです。効率化や採用の質向上が期待できます。

RPOと人材紹介の違いは?

人材紹介は候補者を紹介するのが目的ですが、RPOは採用プロセス全体をサポートします。役割が大きく異なります。

RPOに依頼できる業務内容は?

母集団形成、応募者管理、面接調整、内定者フォローなど幅広い業務を委託可能です。自社のリソースに応じて柔軟に選べます。

採用アウトソーシングの費用相場は?

月額30〜100万円が一般的で、従量課金型や成功報酬型の料金体系もあります。依頼範囲や採用人数で変動します。

まとめ|採用アウトソーシングで採用活動を効率化しよう

採用アウトソーシングは、人手不足や採用ノウハウの不足に悩む企業にとって、非常に有効な解決策となります。ノンコア業務を外部に委託することで、採用担当者はより重要なコア業務に集中でき、採用活動全体の質と効率を高めることが可能です。

本記事で解説したメリット・デメリットや、サービスの選び方、導入のポイントを参考に、自社の採用課題に合ったサービスを見つけて、採用活動を効率化していきましょう。

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採用課題
(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介
この記事の監修者:(株)uloqo 代表取締役 関川 懸介

2016年4月、(株)uloqoを設立。
代表取締役として各領域を管掌。現在も大規模案件のディレクターとして、採用・エンジニア採用・人事評価制度策定支援等に従事。
累計300社以上の支援実績を誇る。大手新聞社やテスト支援会社、フリマアプリ企業をはじめとしたエンタープライズ企業に対する支援実績が中心。採用企画・スカウト・採用広報・組織開発全般・デジタル人材全般に強みを持つ。

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