「エンジニア採用の面接で、どんな質問をすればいいのかわからない」「なかなか求める人材に出会えない」といった疑問や不安をお持ちではないでしょうか?
面接は、候補者のスキルや人柄を見極めるだけでなく、自社の魅力を伝える重要な機会でもあります。
そこで本記事では、基本・スキル・性格別に知っておきたい質問例を網羅的にご紹介します。
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エンジニア採用面接を成功させるためには、入念な事前準備が不可欠です。ただ漠然と候補者と話すだけでは、自社に最適な人材を見極めることはできません。効果的な面接を行うために、以下の3つの準備をしっかりと行いましょう。
それぞれについて解説していきます。
採用活動を始める前に、まず「どのようなエンジニアを採用したいのか」を具体的に定義する必要があります。理想の強みや、どのようなキャリアプランを持った人材を求めているのかを明確にしましょう。
この採用基準は、人事担当者だけでなく、採用に関わる全ての人と事前にすり合わせを行い、共通認識を持つことが不可欠です。認識のズレがあると、面接官によって評価軸が異なり、一貫性のない採用活動になってしまいます。
面接評価シートは、面接官の主観的な評価を排除し、公平かつ客観的な評価を行うために非常に有効なツールです。事前に作成した採用基準に基づき、評価項目と評価の尺度を具体的に設定しましょう。
評価項目には、以下のようなものを盛り込むと良いでしょう。
チェック | 項目 |
---|---|
□ | 技術スキル |
□ | コミュニケーション能力 |
□ | 課題解決能力 |
各項目に対して、5段階評価やA~C評価といった尺度を設け、それぞれに具体的な評価基準を記載します。
面接官は、この評価シートに沿って面接を進めることで、抜け漏れなく必要な情報を引き出すことができます。面接後には、各面接官がシートを記入し、それを見ながら議論することで、候補者の多角的な評価が可能になります。
面接評価シートが「何を評価するか」を定義するのに対し、質問リストは「どのように評価するか」を具体化するものです。
採用基準や評価項目に沿って、候補者の本質を見抜くための質問を事前にリストアップしておきましょう。
効果的な質問は、単なる「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、候補者の思考プロセスや過去の行動を引き出すものです。
例えば、「なぜ当社を志望しましたか?」という定番の質問だけでなく、「どのように解決しましたか?」といったSTAR法(Situation, Task, Action, Result)に基づいた質問は、候補者の具体的な行動特性を把握するのに役立ちます。
質問リストは、面接官が候補者の背景に合わせて柔軟にアレンジできるよう、複数の質問バリエーションを用意しておくと良いでしょう。
面接の序盤では、候補者の基本的な経歴や志向性を把握することが重要です。
ここでは、エンジニア採用面接で必ず押さえておきたい6つの基本質問と、その質問から読み取るべきポイントについて解説します。
転職理由は、候補者が仕事に何を求めているのか、どのような価値観を持っているのかを知る上で最も重要な質問の一つです。
さらに「具体的にどのようなスキルを身につけたいと考えていますか?」「なぜ、現職ではそれが実現できないと考えたのですか?」といった深掘りを行うことで、候補者の本音を引き出します。
これらの情報から、自社の文化や報酬体系と合致しているかを見極めることができます。
退職理由は、ネガティブな側面が表れやすいため、より慎重に聞く必要があります。
「上司と意見が合わず、退職を決意した」という回答があった場合、「意見が合わなかった際、どのような対話や行動を試みましたか?」と、その課題に対してどう解決したかを問うことが重要です。
これらの情報から、候補者が過去の経験から何を学び、どのように成長してきたかを見極め、課題解決への主体性やコミュニケーション能力を測ることができます。
履歴書や職務経歴書に書かれている内容をただなぞるのではなく、具体的な業務内容や担当したプロジェクトについて詳しく聞きましょう。
「これまでどのような開発経験がありますか?」という質問に対し、「〇〇のシステム開発を担当しました」という回答だけでは不十分です。
例えば、「そのプロジェクトでのあなたの役割や責任範囲はどこまででしたか?」といった質問を重ねることで、候補者の技術力や仕事への向き合い方を深く理解できます。
これらの情報から、与えられた役割からどう行動したのか、責任範囲はどの程度だったのかを見極めることができます。
志望動機は、候補者の入社意欲や自社への理解度を測るための質問です。
企業と応募者のミスマッチを防ぐために、一番慎重に、質問しなければならない項目です。
「なぜ当社を志望されたのですか?」という質問に対し、「御社の〇〇サービスに感銘を受けました。特に〇〇という機能は、ユーザーにとって非常に価値があると感じ、自分もこの開発に携わりたいと思いました」といった具体的な回答は、事前にしっかりと企業研究をしている証拠です。
また、「入社後、どのような貢献ができると思いますか?」と続けることで、候補者が自身のスキルと自社の求める役割をどのように結びつけているかを把握することができます。
これらの情報から、本人が将来、自社で成し遂げたい事まで理解することが出来ます。
自己PRは、その人の魅力を引き出す一番のアピールポイントです。
「ご自身の強みと弱みを教えてください」という質問に対し、単に「コミュニケーション能力が高いです」といった回答ではなく、その強みを裏付ける具体的なエピソードを話してもらいましょう。
これらの情報から、候補者が自身の強みをどのように捉えているか、そしてそれをどのように活かしたいと考えているかを知ることができます。
面接の最後に必ず設ける「何か質問はありますか?」という逆質問の時間は、候補者の入社意欲と関心度を測る絶好の機会です。
質問が全くない候補者は、入社意欲が低いか、事前の企業研究が不十分である可能性があります。
一方で、質の高い逆質問をする候補者は、企業への関心が高く、入社後の具体的な働き方をイメージしていると言えます。
これらの情報から、候補者の真剣度を測る事ができます。
エンジニア採用面接において、候補者の技術力を見極めることは最も重要な課題の一つです
。
ここでは、実践的なスキルや思考プロセスを見抜くための技術質問のポイントと質問例を解説します。
履歴書に記載された技術スタックだけでなく、「どのように使ってきたか」を深掘りすることが重要です。
「今まで関わったプロジェクトで、特に印象に残っているものは何ですか?」という質問から、具体的な開発内容や使用した技術、その技術を選定した理由、直面した課題と解決策について詳しく聞きましょう。
その結果、候補者がその技術を単に「使える」だけでなく、「なぜ、その技術を選んだのか」「どのように応用したのか」といった深い理解を持っているかを見極めることができます。
現代のソフトウェア開発は、ほとんどがチームで行われます。そのため、個人としての技術力だけでなく、チームでの協調性や貢献度も重要な評価ポイントです。
「チーム開発で最も重要視していることは何ですか?」といった質問から、候補者のチームへの貢献意識を探ります。
「チームメンバーと意見が対立した際、どのように解決しましたか?」と尋ねることで、コミュニケーション能力や論理的な議論ができるかどうかを見極められます。
「使用したことのある言語やツールを教えてください」という質問は、単なる知識の有無を確認するだけでなく、その技術に対する「深い理解度」を測る機会です。
例えば、「その技術のメリット・デメリットは何だと思いますか?」「〇〇と〇〇(類似技術)を比較すると、どのような違いがありますか?」といった質問をすることで、候補者が本質的に理解しているかを確認できます。
エンジニアの仕事は、課題の連続です。そのため、問題に直面した際の対応力や、失敗から学び、次に活かす力は非常に重要です。
「その課題に直面した際、最初に何から着手しましたか?」「他にどのような解決策を検討しましたか?」「最終的な解決策を選んだ理由は何ですか?」といった具体的な質問を重ねることで、論理的な思考力や問題解決能力を深く理解できます。
IT業界は変化が激しく、常に新しい技術やツールが登場します。そのため、自律的に学習し、スキルをアップデートしていく意欲は、優秀なエンジニアにとって不可欠な要素です。
「どのように最新の技術動向をキャッチアップしていますか?」と尋ねることで、候補者がどのような情報源(技術ブログ、カンファレンス、SNSなど)を活用しているか、そして学習を継続するためのモチベーションを探ることができます。
候補者の人間性や仕事に対する質問も、入社後の活躍を左右する重要な要素です。
ここでは、エンジニアの本質を見抜くための質問例をいくつか紹介します。
候補者が仕事に何を求めているかを知ることで、自社のカルチャーや仕事内容とマッチするかを判断できます。
「どのようなときに仕事のやりがいを感じますか?」という質問から、候補者のモチベーションの源泉を探ります。
例えば、「ユーザーから感謝されたとき」と答えれば、顧客志向の強い人材である可能性があります。「自分の書いたコードが評価されたとき」であれば、技術へのこだわりが強いタイプかもしれません。
予期せぬトラブルや困難な状況に直面した際、どのように対応するかで、課題解決能力を知ることができます。
「もし、納期が迫っているプロジェクトで、予期せぬバグが発生したらどうしますか?」という質問から、候補者の緊急時の対応力や冷静さを探ります。
また、「判断に迷った際は、どのように行動しますか?」と尋ねることで、候補者が一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることができるかどうかも確認できます。
エンジニアは、チームメンバーだけでなく、デザイナーやプロダクトマネージャー、時には顧客とも連携して仕事を進めます。技術力だけでなく、対人スキルも不可欠です。
「技術的な知識がない人(例:非エンジニアのチームメンバー)に、難しい技術の話を分かりやすく伝える際、どのような工夫をしますか?」という質問から、候補者のコミュニケーション能力や表現力を探ります。
「これまで、社内外の人間とどのように連携して仕事を進めてきましたか?」と尋ねることで、候補者の協調性やリーダーシップ、交渉力などを把握できます。
優秀な人材は、自身のスキルや資質を客観的に把握し、強みを活かし、弱みを克服しようと努力しています。
「ご自身の強みと弱みを改めて教えてください」という基本的な質問から、候補者の自己分析能力を探ります。
強みだけでなく、弱みを正直に答え、その弱みを克服するためにどのような努力をしているかを具体的に話せる候補者は、自己成長意欲が高いと評価できます。
どんな組織でも、個人の意見と会社の方針が対立する場面は起こり得ます。その際に、候補者がどのように行動するかは、組織への適応能力を測る重要なポイントです。
「これまでのキャリアで、会社の方針と自身の考えが合わなかった経験はありますか?」という質問に対し、「ありません」と答える候補者は、思考停止しているか、話を避けている可能性があります。
「その際、どのような対話や行動をしましたか?」とさらに質問することから、候補者が不満を抱えたままにせず、建設的な解決策を模索できるかどうかを探ります。
面接は、候補者を「評価する」場であると同時に、自社の魅力を「伝える」場でもあります。優秀なエンジニアは、複数の企業から内定をもらっていることが多いため、自社を選んでもらうための工夫が必要です。
面接官は、自社の良い部分だけをアピールしがちですが、それは逆効果になることがあります。候補者は、入社後のギャップを最も恐れています。
自社の魅力だけでなく、抱えている課題や弱点も正直に伝えることで、信頼関係を築くことができます。
例えば、「現在、技術的負債が溜まっており、改善が必要な状況です。しかし、この課題を解決するために、〇〇の新しい技術導入を検討しています」といったように、課題を成長の機会として提示することが重要です。
その結果、候補者は入社後の自身の役割を具体的にイメージでき、「この会社でなら、課題解決に貢献できる」と前向きな気持ちになります。
画一的な会社紹介では、候補者の心に響きません。むしろ何かを隠しているという不信感につながる可能性があります。
面接で引き出した候補者のキャリアビジョンや価値観に合わせて、自社で働くことの魅力をパーソナライズして伝えることが重要です。
例えば、最新技術への関心が高い候補者には、「現在、〇〇という最新技術を導入しようとチームで試行錯誤しています。あなたのこれまでの知見を活かして、ぜひ一緒に取り組んでほしいです」といった具体的なメッセージを伝えることが大切です。
人事担当者や責任者との面接だけでは、候補者が入社後の働くイメージを掴むことは難しい場合があります。
面接の途中で、あるいは二次面接以降に、現場のエンジニアとのカジュアルな面談をセッティングすることを検討しましょう。
その結果、候補者は実際の開発環境やチームの雰囲気、日々の業務内容について、よりリアルな情報を得ることができます。
面接を成功させ、ミスマッチを最小限に抑えるためには、いくつかの注意点を意識する必要があります。
「〇〇についてどう思いますか?」といった漠然とした質問では、候補者も抽象的な回答しかできません。
質問の意図を明確にし、「〇〇の経験は、当社の〇〇のプロジェクトで活かせる可能性があります。この経験について、もう少し詳しく聞かせていただけますか?」といったように、何を知りたいのかを具体的に伝えることで、候補者も的確に答えることができます。
また、候補者の回答が抽象的だった場合は、深掘りをしていきましょう。
転職回数が多いことだけを理由に、候補者の評価を下げてはいけません。重要なのは、転職を繰り返している「理由」です。
「なぜ、短期間での転職を繰り返しているのですか?」という質問に対し、「スキルアップのため」「特定の技術を習得するため」といった明確な目的やキャリアプランがある場合は、むしろ高い学習意欲や成長意欲がある人材であると評価できます。
一方で、「上司と合わなかった」「給料が上がらなかった」といった他責思考の回答が続く場合は、例え転職回数が少なくても、自社でも同様の問題を起こすリスクがあるかもしれません。
転職回数に囚われず、その背景にある候補者の考え方や行動を深く理解することが重要です。
面接の最後に、候補者の入社後のキャリアビジョンと、それが自社の成長にどう貢献するかを確認しましょう。
「入社後、どのようなことに挑戦したいですか?」「その挑戦は、当社の事業成長にどのように貢献できると思いますか?」といった質問は、候補者の主体性や会社への貢献意欲を測る事に有効です。
いかがでしたでしょうか?本記事では、エンジニア採用面接を成功させるための準備から、候補者の本質を見抜くための具体的な質問例までを解説しました。
エンジニア採用において重要なのは、候補者のスキルだけでなく、人間性や価値観、そして自社への貢献意欲を見極めることです。そのためには、事前に採用基準を明確にし、効果的な質問リストを用意しておくことが不可欠です。
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⑥エンジニア・データサイエンティスト・デジタルマーケター等、専門職種についてはテクノロジー領域専門のコンサルタントが担当します。