1年間苦戦した「攻めの情シス」採用を2か月で実現。FULMARKがuloqoと進めた、情報システム責任者採用の要件再設計とエージェント運用高度化

2026年6月、CCG HOLDINGSは商号変更を行い、新会社「FULMARK(フルマーク)」として新たなスタートを切りました。本記事では、約1年間苦戦していた情報システム責任者採用を2か月以内に実現した背景について、FULMARKの髙橋様に伺いました。

支援のポイント

  • 約1年間苦戦していた情報システム責任者採用を、2か月以内に実現
  • 「守りの情シス」と「攻めの情シス」の役割を整理し、採用要件を再設計
  • 候補者・エージェント双方に伝わる求人票へ改善
  • エージェントごとの特徴や社内KPIを踏まえ、個別に推薦活性化を実施
  • 候補者対応・社内調整のスピードを高め、選考・クロージングまで一気通貫で支援

Interviewee

株式会社FULMARK

髙橋 圭

コーポレートディビジョン コーポレートオペレーション局 局長
兼 人事労務部 部長

株式会社uloqo

A.T

シニアコンサルタント

デジタルとリアルを横断し、プロモーションの成果創出を支援するFULMARK

A.T:まずは改めて、FULMARK様の事業内容や、業界内における強みについて教えてください。

髙橋様:当社は、1990年に印刷会社としてスタートした会社です。

創業当時は、まだインターネットやスマートフォンが普及する前で、企業の情報発信やプロモーションにおいて、印刷物が非常に重要な役割を担っていました。当社も、ポスターやパンフレットなど、企業の販促・プロモーションに関わる印刷物を多く手がけていました。

そこから時代の変化とともに、プロモーション領域へと事業を広げていきました。現在では、リアルイベントやデジタル領域も含めて、企業のプロモーションを総合的に支援しています。

当社の特徴は、デジタルとリアルの両方を組み合わせたプロモーションを提案し、それを実行まで担えることだと考えています。

A.T:プロモーション会社といっても、会社によって得意領域はかなり異なりますよね。デジタルに強い会社、リアルイベントに強い会社、制作物に強い会社など、それぞれ特徴があると思います。

その中で、FULMARK様はデジタルとリアルを分断せず、双方を横断して提案できる点が強みということですね。

髙橋様:そうですね。

単に「作ってほしいものを作る」だけではなく、生活者の心理や感情がどう動くのか、どうすればブランドへの好意度や購買行動につながるのかという視点を大切にしています。

当社では、そうした考え方を「エモーショナルプロモーション」として打ち出しています。消費者の心がどう動くのか、どういう体験が次の行動につながるのかを考えながら、プロモーションを設計していくことを重視しています。

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FULMARKは、デジタルとリアルの双方を横断したプロモーション支援を強みに事業を展開しています。

A.T:コロナ禍では、リアルイベントや店頭施策などのプロモーションが大きな影響を受けたと思います。その中でも、事業として柔軟に対応されていた印象があります。

髙橋様:コロナ禍では、イベントなど一部のプロモーションが止まってしまった時期もありました。一方で、当社は学校や食品メーカーなど、幅広い業界のお客様と取引がありました。

たとえば学校のプロモーションは、学生募集という観点で止めることができません。むしろ、オンラインでどう学生を集めるかという課題が生まれ、そこに対するプロモーション需要がありました。

また、在宅時間が増えたことで、家庭内での食品購買や、スーパーでの購買を促すプロモーションなども増えました。業界を限定せず、幅広い領域でプロモーション支援をしてきたことは、会社としての強さにつながっていると思います。

A.T:デジタル化やAI活用も含めて、会社として変革フェーズにあるように感じます。

髙橋様:そうですね。デジタル人材のニーズは非常に高いですし、育成にも時間がかかります。

当社のような無形商材の会社では、営業も制作も、最終的には人の力が価値になります。だからこそ、デジタルとリアルの両方を理解し、どの業界に対しても提案できる人材を育てていくことが重要です。

会社としても、デジタルとリアルを分断せず、全社として両方に強い組織をつくっていきたいと考えています。

「1年間決まらなかった」情報システム責任者採用

A.T:そうした変革フェーズの中で、今回ご支援させていただいたのが情報システム部門のヘッドクラス採用でした。改めて、当時の採用状況を教えてください。

髙橋様:情報システム部門の採用については、前任者が退職してから約1年間、採用活動を続けていました。ただ、なかなか決まらない状況が続いていました。

当時は、社内でも「どのレベルの経験を求めるべきか」「早期採用とのバランスをどう取るべきか」といった議論があり、採用要件の整理にも苦戦していました。

もともと情報システム部門は少人数体制で、前任者の退職後は業務委託の方にも支えていただきながら運用している状態でした。早急に採用したい一方で、社内の期待値や要件をどう整理するかが難しい形でした。

A.T:当時、uloqoにご相談いただいた背景としては、どのような課題感が大きかったのでしょうか。

髙橋様:社内に、情報システム領域の採用に関する知見が十分にあるわけではありませんでした。

中途採用の経験も限られていましたし、事業側や経営陣の要望を咀嚼して、求人要件に落とし込むこと自体が難しかったです。その点、uloqoさんには、システム領域の業務や採用マーケットの視点を踏まえて、客観的に整理していただけるのではないかと感じ、依頼しました。

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採用要件の整理や社内期待値の調整も、今回のプロジェクトにおける重要な論点でした。

「攻めの情シス」をどう求人票で表現するかが、採用成功の分岐点だった

今回の情報システム責任者採用で、uloqoが最初に重要だと考えたのは、「攻めの情シス」という役割を、求人票上でどのように表現するのか、が課題でした。

情報システム部門と一口に言っても、会社によって求められる役割は大きく異なります。既存システムの保守・運用や社内ヘルプデスクを中心に担うケースもあれば、SaaS導入、業務改善、アプリケーション開発、データ活用、AI活用、セキュリティ強化、経営陣とのIT戦略立案まで担うケースもあります。

候補者側の志向性も同じです。安定した環境で保守・運用を深く担いたい方もいれば、社内DXや業務改善、内製化、アプリケーション開発など、より攻めの機会を求めている方もいます。

そのため、求人票の表現が曖昧だと、候補者から見ると「保守運用メインなのか」「どこまで裁量があるのか」「経営に近いポジションなのか」が伝わりません。一方で、攻めの要素だけを強く打ち出しすぎると、足元の社内IT基盤整備や運用改善も担う必要があるという実態とのミスマッチが生まれてしまいます。

FULMARK様の場合は、単なる守りの情報システム担当ではなく、デジタル投資やAI活用を進めていく上で、経営陣とコミュニケーションを取りながら、社内のIT基盤や業務プロセスを前に進める役割が求められていました。

一方で、いきなりCxOクラスのIT戦略人材を採用するというよりも、足元の実務や社内調整も担いながら、将来的に情報システム領域をリードしていける方を採用する必要がありました。

そのバランスを踏まえて、求人票上では、以下を正しく伝えることが重要でした。

  • 「守りの情報システム」だけではなく、事業変革・業務改善・デジタル活用に関われるポジションであること
  • 一方で、現場に入り込み、足元のIT課題も自ら推進していく実務性が求められること
  • 経営陣と近い距離で、会社の変革フェーズに関われること
  • 少人数体制だからこそ、裁量を持って情報システム領域をリードできること

求人票は単なる募集要項ではなく、候補者との最初の接点です。特に今回のような専門性の高い1名採用では、求人票の表現次第で、リーチできる候補者層も、エージェントが推薦したくなる候補者像も大きく変わります。

採用要件の整理だけでなく、候補者・エージェント双方が動きやすい求人に設計した

髙橋様:たしかに、情報システム部門の採用は、社内だけでは整理が難しい部分がありました。

社内では、どのような経験を持つ方であれば当社に合うのか、どこまでを必須にして、どこからを歓迎要件にするのかを整理するのは簡単ではありませんでした。

その点、uloqoさんには、情報システム領域の役割や採用マーケットを踏まえながら、当社にとって必要な人材像を客観的に整理していただけたと思います。

A.T:ありがとうございます。

今回意識していたのは、単に社内の要望を求人票に並べることではありませんでした。

情報システム責任者の採用では、候補者に対して「この会社に入ることで、どのような経験が得られるのか」を伝える必要があります。特に攻めの情シスを志向する方に対しては、経営との距離、裁量、デジタル投資の優先度、AI活用や業務改善に関われる余地が伝わらないと、そもそも興味を持ってもらえません。

一方で、エージェントに対しても、「どのような候補者を推薦すればよいのか」が明確でなければ、推薦精度は上がりません。求人票が曖昧だと、保守運用寄りの方が多く推薦されたり、逆にハイスペックすぎて年収や役割が合わない方ばかりになったりします。

そのため、求人票では、候補者向けの魅力訴求と、エージェント向けの推薦基準の両方を意識して設計しました。具体的には、社内IT基盤の整備・運用改善、業務プロセス改善やSaaS活用、デジタル・AI活用を推進する経営アジェンダとの接続、少人数体制だからこそ裁量を持てること、経営陣と近い距離で課題解決に関われることを、バランスよく伝える必要がありました。

この設計ができて初めて、候補者にもエージェントにも「FULMARKの情シス責任者は、こういう人に合うポジションだ」と認識してもらえる状態になります。

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候補者・エージェント双方に伝わる求人票へ改善することが、今回の採用成功における起点となりました。

1名採用だからこそ、エージェントごとの力学を踏まえた運用が必要だった

求人票を整えた後に重要だったのが、エージェントごとの運用設計です。

今回の採用は、複数名を大量に採用するプロジェクトではなく、情報システム責任者を1名採用するプロジェクトでした。つまり、エージェントから見ると、推薦枠が大きい案件ではありません。

そのため、ただ求人票を送って「候補者がいればご紹介ください」と依頼するだけでは、エージェント社内で優先順位が上がりにくい可能性がありました。

人材紹介会社には、それぞれ異なる構造や力学があります。候補者担当と企業担当が分かれている会社もあれば、両面型で一人のコンサルタントが企業と候補者の両方を担当している会社もあります。社内KPIも、求人票への候補者打診数、応募承諾数、面接設定数、決定単価、書類通過率など、会社や担当者によって見ているポイントが異なります。

そのため、エージェントごとに、誰に情報を届けるべきか、どの候補者層に打診してもらうべきか、推薦前にどのような情報を補足すべきか、書類通過率や面接実施率をどう設計すべきかを分けて考える必要がありました。

各エージェントの特性や社内KPIを踏まえ、求人情報の共有にとどまらず、打診すべき候補者層、訴求すべき魅力、推薦後の選考期待値までをエージェントごとの個別施策に落とし込み、1名採用枠でも優先的に動いてもらえる状態をつくっていきました。

「紹介してください」ではなく、各社が動きやすい理由をつくる

髙橋様:その点は非常に大きかったです。

たとえば、「この人材紹介会社にはこう動いた方がよい」「この会社の場合は、こういうKPIで動いているので、一定数は面接した方がよい」といった具体的なすり合わせができました。

これまで社内だけで採用を進めていたときには、エージェントごとの動き方や、社内でどう求人が扱われるのかまでは見えづらい部分がありました。

uloqoさんには、各エージェントの特徴を踏まえた上で、どう依頼すれば推薦につながるのか、どのような対応をすれば関係性を維持・強化できるのかを具体的に提案していただけたと思います。

A.T:エージェント運用では、単に「紹介してください」とお願いするだけでは不十分です。

特に今回のような専門職種かつ1名採用の場合、エージェント側からすると、候補者に打診する理由や、社内で求人を優先して扱う理由が必要になります。

FULMARK様の場合は、デジタルとリアルを横断するプロモーション会社として変革フェーズにあること、経営陣が情報システムやAI活用を重要アジェンダとして捉えていること、単なる保守運用ではなく、業務改善やデジタル活用に関われること、一方で、足元の実務も担うため現場感を持った方がフィットすることを、エージェントごとに伝え方を変えながら共有しました。

また、推薦後の対応も重要です。書類選考が遅い、面接設定が遅い、フィードバックが曖昧という状態になると、エージェント側の優先度は下がります。

逆に、求人理解が深まり、推薦した候補者に対して適切なフィードバックが返り、面接実施や選考通過の可能性が見えると、エージェントはその求人を社内で扱いやすくなります。

そのため、求人票の設計、エージェントへの情報提供、推薦後のフィードバック、面接実施方針までを一体で設計することが重要でした。

スピード感と率直なコミュニケーションが、採用成功の後押しに

A.T:実際にプロジェクトを進める中で、uloqo側の担当者に対する印象はいかがでしたか。

髙橋様:スピード感と、率直に意見を言っていただける点が大きかったです。

採用は、候補者の温度感が高いうちに進めることが非常に重要だと感じています。実際、当社の新卒採用でも、説明会から承諾までのリードタイムを短縮したことで、意欲が高いままクロージングできるようになりました。

今回の中途採用でも、スピード感を持って候補者対応や社内調整を進められたことは、成功要因の一つだったと思います。

A.T:FULMARK様側のスピード感も非常に大きかったです。

採用活動では、外部パートナー側が提案しても、社内判断や現場調整に時間がかかると、候補者の温度感が落ちてしまうことがあります。

一方でFULMARK様は、経営陣や現場の方々にも機動的に動いていただけたため、プロジェクト全体のスピードを落とさずに進めることができました。

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スピード感を持った候補者対応と社内調整が、採用成功の後押しとなりました。

現場・経営と採用が一体となって動くカルチャー

A.T:FULMARK様は、現場の方とのコミュニケーションも非常に取りやすかった印象があります。採用において、現場との連携はどのように考えていますか。

髙橋様:当社は、各事業部が自分たちで採用して、自分たちで育てるという意識が強い会社だと思います。

もちろん会社によって文化は違うと思いますが、当社の場合は、事業と採用が比較的一体になっています。今回も、現場メンバーと直接コミュニケーションを取っていただいたことで、プロジェクトが動きやすくなったと思います。

A.T:採用がうまくいく会社ほど、事業と採用が一体になっていると感じます。

現場への過度な忖度があると、外部パートナーが直接話すだけでも複数の承認が必要になり、プロジェクトのスピードが落ちてしまいます。

その点、FULMARK様は現場・人事・経営の距離が近く、採用成功に向けて必要なコミュニケーションを取りやすい環境でした。

髙橋様:現代表の体制になってから、意思決定や実行のスピード感は大きく変わったと思います。

情報システムやAI活用についても、会社としての優先順位が高く、早く進めたいという意識がありました。今回の採用でも、その温度感が候補者にも伝わったのではないかと思います。

採用代行を、作業代行で終わらせない

A.T:uloqoでは、よく「採用代行を、作業代行で終わらせない」という表現をしています。実際にご一緒する中で、その点についてはどのように感じられましたか。

髙橋様:採用代行を、作業代行で終わらせないという点は非常に感じました。

私たちのプロモーションの仕事も同じですが、言われたものをその通りに作るだけでは、次の取引にはつながりません。時には「これはやらない方がよい」「こうした方がよい」と意見をもらいながら、ワンチームで進めることで、成果や再現性につながると思っています。

採用も同じで、こちらが依頼した作業だけをこなす形では、なかなか採用成功にはつながらなかったと思います。

uloqoさんには、採用成功に向けて必要な提案をいただけた点が大きかったです。

A.T:私たちも、単にオペレーションを代行するだけではなく、採用成功のために何がボトルネックになっているのかを構造的に捉えることを重視しています。

今回であれば、求人票上で攻めの情シスとしての魅力と実態をどう両立させるか、1名採用枠に対してエージェント側の優先度をどう上げるか、候補者の温度感を落とさず選考・クロージングまでどう進めるかが重要な論点でした。

そのため、求人票、エージェントコミュニケーション、選考スピード、候補者への魅力付けを分断せず、一つのプロジェクトとして設計・運用しました。

結果として、約1年間苦戦していた情報システム責任者採用を、2か月以内に実現することができたと考えています。

今後は、エージェントから常に想起される会社へ

A.T:今後の採用活動において、uloqoに期待していることはありますか。

髙橋様:当社は常に採用が動いている会社です。今後は、エージェントとの関係性をさらに強化していきたいと考えています。

たとえば、当社のことをより深く知ってもらう機会をつくり、「FULMARKならこういう人を紹介したい」と思ってもらえる状態をつくりたいです。

過去の選考運用によって、エージェント側に推薦しづらさが生まれていた可能性もあると感じています。今回の採用成功をきっかけに、そうした印象も変えていきたいです。

A.T:今後は、今回の情報システム責任者採用の成功事例も活用しながら、エージェント向けの発信や説明会を通じて、FULMARK様が採用市場でより想起される状態をつくっていきたいと考えています。

プロモーション、PR、マーケティングコミュニケーション領域で候補者やエージェントが想起する企業の一つになる。そのために、採用広報やエージェントコミュニケーションの設計も含めて、引き続きご支援できればと思います。

髙橋様:採用広報のような取り組みは、これまで十分にできていなかった部分でもあります。

今回のようなインタビュー記事も、採用活動の取り組みとして活用できると思いますし、社外に対して当社の考え方や採用への姿勢を発信していくことは重要だと感じています。

A.T:ぜひ、今回の記事も採用広報やエージェント向けの情報発信に活用いただければと思います。

FULMARK様は、デジタルとリアルを横断するプロモーション会社としての独自性があり、現在はAI活用やデジタル投資も含めた変革フェーズにあります。そうした会社の魅力や採用に対する本気度が伝わることで、候補者やエージェントからの見え方も変わっていくはずです。

引き続き、採用成功に向けてご支援できればと思っています。

まとめ

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FULMARKの情報システム責任者採用では、単に母集団を増やすだけではなく、同社の事業フェーズに即した採用要件の再定義、求人票の設計、エージェントごとの個別施策、候補者対応のスピード改善が重要なポイントとなりました。

特に、情報システム責任者という職種は、企業によって役割が大きく異なります。保守・運用を中心としたポジションなのか、社内DXや業務改善、AI活用まで担う攻めのポジションなのかによって、候補者への訴求も、エージェントへの依頼内容も変わります。

uloqoは、採用実務を代行するだけではなく、採用課題を構造的に整理し、現場・経営・エージェントを巻き込みながら、採用成功に向けた実行支援を行いました。

結果として、約1年間苦戦していた「攻めの情シス」採用を、2か月以内に実現。今後もFULMARKの採用活動において、エージェントリレーションの強化、採用広報、採用体制の改善を通じて、継続的な採用成功を支援していきます。

本事例から見る、uloqoの戦略型RPO

  • 採用代行/RPOにおいて、単なる業務代行ではなく、採用要件・求人訴求・エージェント運用・候補者体験を一体で設計
  • 採用課題診断、求人要件整理、エージェント運用、スカウト改善、面接・クロージング改善、採用データ分析まで一気通貫で支援
  • 企業ごとの採用課題を構造的に整理し、採用成果につながる改善施策を実行

2名の人事総務体制で22ポジションを推進。triplaがuloqoと実現した、ハイスキル人材採用

宿泊施設向けに、公式サイト予約を支援するSaaSを提供するtripla株式会社。主力サービスである「tripla Book」は、ホテルや旅館の公式サイト上で予約を完結できる予約エンジンとして、宿泊施設の直販比率向上に貢献しています。

また、AIチャットボット「tripla Bot」では、宿泊施設の公式サイト上で発生する問い合わせに対し、AIが多言語で回答。英語や中国語など8言語に対応しており、海外ゲストからの問い合わせ対応や、ホテルスタッフの業務負荷軽減を支援しています。

2022年の上場以降、台湾・インドネシア・シンガポール、タイの4社の企業をM&Aし、海外の知見やサービスも取り込みながら、宿泊DX領域で成長を続ける同社。その一方で、事業成長に伴い採用ポジションは急増。人事総務2名体制で、給与計算・労務・研修・総務・契約まわりを担いながら、同時に多数の採用ポジションを進める必要がありました。

今回uloqoが支援したのは、シニアプロジェクトマネージャー、ITダイレクター、PdM、エンジニア、営業職など、要件定義や母集団形成が難しい複数ポジションの採用です。

支援のポイント

  • 2名の人事総務体制で、22ポジションの採用を同時に推進
  • 半年間決まらなかったシニアプロジェクトマネージャー、約2年決まらなかったIT Directorなど複数ポジションで採用決定
  • ポジションごとに、エージェント運用、スカウト、バイリンガル人材市場へのアプローチを再設計
  • KPIを可視化し、応募数・書類通過率・面接化率を見ながら週次で改善

Interviewee

tripla株式会社

西濱 奈保子様

人事総務マネージャー

森山 ののこ様

人事総務

株式会社uloqo

Y.W

ディレクター

M.K

コンサルタント

宿泊施設の直販比率向上を支援する、宿泊DX領域のSaaS企業

Q.まずは改めて、tripla様の事業内容や、業界内における立ち位置について教えてください。

西濱様:当社は、宿泊施設向けに公式サイト予約に特化したSaaSを提供している会社です。主なサービスとして「tripla Book」があります。これは、宿泊施設の公式サイトを離れずに、お客様がそのまま予約を完結できるサービスです。宿泊施設にとっては、公式サイト経由の予約を増やし、直販比率の向上に直結するサービスになっています。

その他にも複数のサービスがあります。たとえば「tripla Bot」は、公式サイト内に設置するAIチャットボットです。宿泊施設には、駐車場の有無や子ども連れで利用できるサービス、食事に関する問い合わせなど、さまざまな質問が日々寄せられます。そうした問い合わせにAIが回答することで、ホテルスタッフの方がおもてなしに専念できるようになります。英語や中国語などの多言語対応もしており、海外からのお客様にも対応できる点が特徴です。

Q.宿泊DXやホスピタリティ業界の領域では、さまざまなプレイヤーが台頭しています。その中で、宿泊施設の皆様がtripla様を選ばれる決め手や、差別化ポイントはどのような点にありますか。

西濱様:当社はもともとチャットボットを提供していました。ホテルや宿泊施設の方々は、電話や問い合わせ対応に多くの時間を使っています。フロントスタッフとして入社した方でも、実際にはバックヤード業務や事務作業に追われてしまうことがあります。

そうした中で、ホテルの方から「チャットボットで公式サイト予約までできないか」という相談がありました。そこから「tripla Book」が生まれたという経緯があります。

当社の強みは、社内にエンジニアがいることです。開発を外部に出すのではなく、社内のエンジニアが顧客の声をもとにサービスを開発しています。現在では社員の約半数がエンジニアで、月に30種類ほどの新規リリースが可能な体制になっています。カスタマーサクセスチームがお客様の声を拾い、それをもとに社内で機能開発や改善を進められる。このスピード感と開発力は、当社の大きな強みだと思います。

上場後のM&Aとグローバル展開が、事業成長を加速

Q.2022年に上場されて以降、事業としても急成長されている印象があります。成長のドライバーになっている要素は何でしょうか。

西濱様:2022年に上場してから、台湾、インドネシア、シンガポール、タイの4社をM&Aしています。それぞれの国で、旅行業界向けにサービスを提供している会社です。もともと当社が持っていた「tripla Book」や「tripla Bot」に加えて、海外企業が持っていたサービスや知見も取り入れられるようになりました。1から開発するだけではなく、既に各国で展開されていたサービスを自社サービスとして提供できるようになったことで、サービス数も増え、お客様も増え、事業拡大につながっています。

Q.組織としても、かなりグローバルな印象があります。社内のカルチャーや、組織として大事にされていることについても教えてください。

西濱様:一番の特徴は、外国籍社員が多いことです。グループ全体で約200名ほどいますが、そのうち約80%が外国籍です。日本本社だけで見ても、6割強が外国籍社員で、現在は17カ国ほどのメンバーが在籍しています。社長は日本人で、日本企業ではありますが、かなりグローバルな組織だと思います。

森山様:組織として大事にしているものとして、全社員共通のコアバリューがあります。その中でも、特に「マーケットイン」「オーナーシップ」「結果にこだわるアクション」は、社員の共通したスタンスとして根付いていると思います。自分の担当領域に責任を持ってやり切ること、常に顧客視点で課題解決を目指すこと、そして結果にこだわること。この3つは、日々の仕事の中でも特に大切にされています。

2名の人事総務体制で、22ポジションの採用を同時に進める必要があった

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Q.事業成長や組織拡大に伴い、採用活動もかなり増えていたと思います。当時の人事総務部門の体制や、担当されていた業務について教えてください。

西濱様:人事総務部門では、大きく分けて給与計算、労務、研修、採用などを担当しています。実際には、給与計算や健康診断などの衛生関係、契約まわり、反社チェック、社内制度対応、評価、社内の困りごとの吸い上げなども含めて、かなり幅広い業務を2名体制で担っていました。

その合間で採用活動も進めていました。たとえば、候補者から日程調整の返信が来たら、その合間に日程を確定し、また別の業務に戻る。そうした形で、日々の業務の中で採用を進めている状態でした。

Q.専任の採用担当がいるというよりも、人事総務業務全般を担いながら、採用も同時に進められていたということですね。

西濱様:そうですね。課題として大きかったのは、やはりリソースの問題です。事業成長に伴って求人数が増えると、当然やることも増えます。日程調整、エージェントとのやり取り、候補者対応などが増えていく中で、採用のスピード感を維持することが難しくなっていました。

あるタイミングでは、一気に22ポジションの採用が発生しました。既存の募集もありましたし、新しくオープンしたポジションもありました。年末に一気にオープンしたり、キックオフしたりする必要があり、自社だけで進めるにはかなり大変な状況でした。

森山様:私自身、もともと採用経験が豊富にあったわけではなく、目の前のタスクをこなすことで精一杯でした。採用課題を俯瞰して、次のアクションまで考える余力も知見も十分ではなかったと思います。だからこそ、外部パートナーの支援が必要だと感じていました。

uloqoに依頼した理由は、作業代行ではなく採用戦略から伴走するスタンス

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Q.外部パートナーを検討される中で、uloqoにご相談いただいた理由や、依頼の決め手は何でしたか。

森山様:単なる作業代行だけではなく、採用戦略から一緒に考えてくださるスタンスが大きかったです。また、支援が終わった後にも、社内に採用の仕組みやナレッジを残していけるのではないかと感じました。日程調整やエージェント対応を代行してもらうだけではなく、どう採用を進めるべきか、どう仕組み化していくべきかまで支援してもらえる点が、他社とは違うと感じました。

Y.W:ありがとうございます。私たちも、単にオペレーションを代行するだけではなく、採用課題を構造的に整理し、ポジションごとの勝ち筋を設計していくことを重視しています。tripla様の場合は、採用ポジション数が多いだけでなく、ポジションごとに難易度や市場性が大きく異なっていました。そのため、全ポジションを同じやり方で進めるのではなく、どのポジションはエージェント経由で母集団を増やすべきか、どのポジションはダイレクトスカウトでピンポイントに狙うべきか、どこでバイリンガル人材市場を狙うべきかを切り分ける必要がありました。

半年間決まらなかったシニアプロジェクトマネージャー採用

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Q.最初にご支援したポジションの一つが、シニアプロジェクトマネージャーでした。当時の状況を教えてください。

西濱様:シニアプロジェクトマネージャーは、2025年6月頃から募集していたポジションでした。uloqoさんにご支援いただいたのが1月だったので、その時点で半年ほど決まっていない状態でした。なぜ決まらないのかも、当時はよくわかっていませんでした。候補者は来て、面接もしているものの、どう改善すればよいのかが見えづらかったです。

Y.W:キックオフ時にATSのデータを見せていただいた際、応募から採用決定までのコンバージョンが、業界水準と比較しても非常に低いことを検知しました。tripla様は候補者に求める基準が高く、選考のジャッジも丁寧に行われていました。そのため、当時の応募数と選考通過率のままでは、3カ月以内に成果を出すのは難しいと判断しました。

そこで、単に求人を公開して待つのではなく、エージェントの構造に応じて運用を分けました。大規模データベース型のエージェントに対しては、2週間単位で求人の見え方や要件表現を改善し、候補者への打診数や応募転換率を広げていく施策を実行しました。

一方で、ブティック系エージェントについては、当社の過去支援実績データから、同業界・類似職種における支援実績が豊富な会社を中心に開拓しました。その上で、各社の体制や社内KPI、候補者接点の持ち方を踏まえ、個社別の施策を細かく運用。推薦数、書類通過率、面接化率などの数値を見ながら、注力すべきエージェントを絞り込み、コミュニケーション量や依頼内容を適切にアロケーションしていきました。

西濱様:母集団を増やすという発想は、自分たちだけではなかなか持てていなかったと思います。結果として、支援開始後にシニアプロジェクトマネージャーの採用が決まりました。

2年決まらなかったIT Director採用は、ソーシング対象を切り替えて成功へ

Q.もう一つ印象的だったのが、IT Directorの採用です。このポジションは、かなり長く苦戦されていましたよね。

西濱様:はい。もともとは情報システム担当者で募集していたポジションで、約2年ほど決まっていませんでした。求人票も、過去に作ったものを使い回している部分がありました。市場水準や候補者要件を十分に把握できていないまま、「こういう人がいたらいい」というリクエストを求人票に書いていたと思います。

途中で年収レンジを上げたところ、今度はオーバースペックの方が来るようになりました。最終選考まで進む方もいましたが、実際には新しい組織の中で一人目として手を動かしながら推進していただきたいポジションだったため、候補者との間にギャップが生まれていました。

M.K:最初にIT Directorのポジションをお預かりしたとき、率直にかなり難易度が高いポジションだと感じました。英語と日本語の両方でコミュニケーションができること、ハンズオンで実務を担えること、一定のリード経験や組織を前に進める力があること。そのすべてを満たす必要がありました。

当初はエージェントリレーションの強化から始めました。ただ、エージェントを介して広くリーチを広げるやり方では、職種名から候補者がポジションの具体業務を想起することが難しく、ポジションの魅力が十分に伝わりきらない可能性があると判断しました。

そこで、媒介するステークホルダーを最小化し、候補者に直接訴求できるスカウトへ切り替えました。候補者がデータベース内にいることは把握できていたため、あとは直接接点の中で、いかにtripla様の魅力を届けるかにフォーカスしました。検索条件を細かく設計し、英語・日本語のコミュニケーション力、ハンズオン性、組織を前に進める推進力を持つ候補者に対して、tripla様のグローバルな組織環境や裁量の大きさを訴求するスカウト文面を作成しました。結果として、スカウト経由で出会った方の採用につながりました。

西濱様:本当に良かったです。スカウトを送っていただいたからこそ、候補者の方の目に留まり、そこからスムーズに進みました。入社後も非常に良いパフォーマンスを発揮していただいています。自分たちだけでは気づけなかったと思いますし、やはりプロに入っていただいたからこそだと感じました。

大手ITエージェント中心の初期仮説から、バイリンガル特化エージェント活用へ

Q.支援開始後、エージェント戦略についても途中で見立てを変えたと伺っています。どのような背景があったのでしょうか。

Y.W:支援開始当初は、IT領域で実績のある大手エージェントを中心に動かしていけば、一定の成果が出るのではないかと考えていました。tripla様は宿泊施設向けのSaaSを展開し、エンジニア比率も高い会社です。そのため、IT・Web領域に強い大手エージェントをうまく巻き込み、各社のデータベースや候補者接点を活用できれば、成果につながると想定していました。

ただ、実際に要件を深掘りしていくと、tripla様のポジションは、一般的なIT人材採用とはかなり異なる難しさがありました。IT経験やプロダクト経験だけでなく、英語でのコミュニケーション、グローバルな開発体制への適応、シニア人材としての自走力、そしてtripla様のコアバリューに合う人間性まで求められる。国内のIT人材マーケットだけで見ると、候補者の母数はかなり限られていました。

一方で、tripla様はもともと多国籍な組織で、バイリンガル人材や外国籍人材を受け入れる土壌があります。ここは、他社にはない採用上の強みだと感じました。そこで、国内IT人材を扱う大手エージェントだけでなく、バイリンガル人材やグローバル人材に強いブティック系エージェントにもフォーカスを広げました。

特にこの領域のエージェントは、少数精鋭で候補者との関係性が深いケースも多く、大手エージェントと同じ依頼の仕方では動きません。求人票を送って終わりではなく、候補者にどのようにtripla様の魅力を伝えてもらうか、推薦前にどの要件を確認してもらうか、どのスピード感で選考を進めるかまで、個社別の施策に落とし込む必要がありました。

その結果、一般的な国内IT人材市場だけでは見つけにくい候補者層にもアプローチできるようになり、ITダイレクターやPdMなどの難易度ポジションの採用可能性を広げることができたと思います。

森山様:当社の場合、英語要件が重要なポジションも多く、そこが採用難易度を上げていたと思います。特にプロダクト系のポジションでは、英語でのコミュニケーションが必要になりますし、シニアなポジションである以上、スキルだけでなく、チームにフィットする人間性やコミュニケーション力も見ていました。単にIT経験者を集めればよいという話ではなかったと思います。

要件の解像度を上げ、現場が求める人物像を言語化する

Q.支援を進める中で、Hiring Managerとのキックオフや要件整理にも入らせていただきました。そこで何か印象に残っていることはありますか。

森山様:Hiring Managerが説明したJDの内容に対して、uloqoさんが質問されている場面が印象に残っています。「その切り口で聞くんだ」と思うことがありました。

たとえば、あるポジションで「お客様に入っていけるような人」という表現が出たときに、そもそもどういう定義なのか、その上で、実際にどのようなスキルや経験が必要なのかまで仮説を立てながら確認されていました。

私たちだけだったら、そのまま聞いて終わっていたかもしれません。採用したい側にも、ふんわりしたイメージはあるのですが、それをうまく言語化できていないことがあります。そこを引き出して、求人内容や選考基準に落とし込んでいただいた点は大きかったです。

M.K:採用では、現場が言っていることをそのまま求人票や選考基準にしてしまうと、候補者に伝わりづらくなったり、市場に存在しにくい人材像になってしまったりすることがあります。

そのため、私たちは、市場にはどのような候補者がいるのかを前提に現場の状況を把握した上で、その要件が本当に必要なのかを判断することを重視しています。また、採用側だけでは想像が及ばない部分については、具体的にどのようなシーンでそのスキルが求められるのかまで確認し、事業上本当に必要な要件がどこにあるのかを言語化していきます。

tripla様の場合、ポジションごとに専門性が高く、英語力やグローバル環境への適応力も求められました。そのため、必須要件と歓迎要件を整理し、候補者にとっての魅力も同時に言語化していく必要がありました。

KPIを可視化し、ポジションごとの課題を数字で把握できるように

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Q.エージェント運用やスカウト、クロージングの支援も行ってきましたが、実際にご一緒する中で、良かった点や気づきはありましたか。

西濱様:数字で見えるようになったことが良かったです。これまでは、KPIをきちんと見える形にできていませんでした。応募がどれくらいあって、何名が選考に進んでいて、どこで止まっているのかを数字で見られるようになったことで、課題が把握しやすくなりました。

数字で見ると、「このポジションは応募が少ないから改善が必要だ」「ここは要件を見直した方がいいかもしれない」といったことがわかります。毎週数字を提示していただけることで、どこに時間を使うべきか、どのポジションを優先すべきかがイメージしやすくなりました。

Y.W:採用活動では、感覚だけで進めていると、課題の所在が見えづらくなります。応募数が足りないのか、書類通過率が低いのか、面接設定が進んでいないのか、候補者の辞退が多いのか。ポジションごとにボトルネックは異なります。

tripla様の場合、複数ポジションを同時に進めていたため、KPIを可視化し、ポジションごとの状況を見ながら改善することが重要でした。そのため、週次で数字を確認しながら、エージェントへの追加依頼、スカウト条件の見直し、要件の再整理などを行っていきました。

「市場に人がいない」と言われていた営業職でも、第一想起を獲得する運用で応募数を拡大

Q.4月以降は、営業職の採用も追加でご支援させていただきました。このポジションについては、どのような状況でしたか。

西濱様:営業職については、「人が少ない」「なかなかいない」と言われていた部分がありました。2〜3年ほど経験があり、ポテンシャルもある人材を求めていましたが、エージェントからは「そういう人はいない」と言われていて、難しいから採用できない、時間がかかるものだと思っていました。

ただ、uloqoさんに入っていただいてからは、きちんと候補者がいることがわかりました。どうやって応募してもらうか、どうエージェントに動いてもらうかの問題だったのだと感じました。

Y.W:営業職については、エージェントから第一想起を獲得することにフォーカスして運用を行いました。候補者が完全に存在しないのではなく、エージェントやCAの頭の中で、tripla様の営業職が想起されていないことがボトルネックだと考えたためです。

そこで、「●●の候補者はひとまずtriplaへ紹介を」ということを一言で想起できるように要件を設計し直しました。エージェントのバックエンドにいるCAの方々が候補者を探しやすく、候補者にも説明しやすい状態を作ることから着手しました。

少数人事体制だからこそ、外部パートナーと伴走しながら採用を進化させる

Q.今後、tripla様として採用活動をどのように進化させていきたいと考えていますか。

西濱様:今後も会社として成長していく中で、毎年の採用計画は増えていくと思います。難易度の高いポジションの採用も続いていくはずです。一方で、採用ではスピード感が非常に大事です。私たち2名のリソースだけで、今後もすべてを進めていくのは難しい部分があります。

だからこそ、uloqoさんのような外部パートナーに支援していただきながら、伴走して採用活動を進化させていきたいと考えています。

Q.最後に、どのような採用課題を持つ企業に、uloqoの支援が合うと感じますか。

森山様:まさにスタートアップ企業のように、人事が給与計算や労務、総務なども含めて複数業務を担っている少数チームの会社には、非常に合うと思います。リソースが不足している会社や、採用の知見が十分にない会社にとっては、上流から実行まで支援してもらえることに価値があると思います。

Y.W:ありがとうございます。uloqoでは、リソース補完だけではなく、採用戦略、要件定義、エージェント運用、スカウト、KPI管理、クロージングまで一気通貫で支援しています。tripla様のように、少数人事体制で複数の難易度ポジションを進める必要がある企業に対して、今後も採用成功に向けた伴走支援を提供していきたいと考えています。

まとめ

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triplaの採用支援では、少数人事体制で複数の難易度ポジションを同時に進める必要がある中、採用要件の整理、ポジションごとのチャネル設計、エージェント運用、スカウト、KPI可視化を一体で行いました。

特に、同社の採用では、国内IT人材市場だけでなく、バイリンガル人材やグローバル人材市場へのアプローチが重要でした。triplaの多国籍な組織風土やグローバル展開を採用上の強みに変え、バイリンガル特化のブティック系エージェントも活用しながら、難易度ポジションの採用可能性を広げていきました。

また、シニアプロジェクトマネージャー採用では、大規模データベース型エージェントとブティック系エージェントで運用を分け、2週間単位で求人改善と個社別施策を回しながら、推薦数や選考化率を改善。ITダイレクター採用では、職種名だけでは具体業務を想起しづらい点を踏まえ、媒介するステークホルダーを最小化し、候補者に直接訴求できるスカウトへ切り替えることで採用決定につなげました。

結果として、半年間決まらなかったシニアプロジェクトマネージャー、約2年決まらなかったIT Directorなど、複数の難易度ポジションで採用決定につながりました。

uloqoは、単なる採用業務の代行ではなく、採用課題を構造的に整理し、ポジションごとの勝ち筋を設計しながら、現場・人事・エージェントを巻き込んで採用成功を支援します。少数人事体制であっても、採用を止めない。難易度の高いハイスキル人材採用であっても、採用要件、チャネル、訴求、KPIを一体で見直し、勝ち筋を見つけて前に進める。triplaの採用支援は、uloqoが掲げる「採用代行を、作業代行で終わらせない」戦略型RPOの一例となりました。

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